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     先日、「ミールラウンドカンファレンス」に関する講演を聞いてきました。

   講師は、この分野でとても著明な菊谷 武先生で、「ミールラウンドカンファレンス」と言う

   聞き慣れない言葉ですが、おおまかに言うと、「歯科関係者も患者さんの食事場面まで診ましょうね」

   という内容です。一昨年も、菊谷先生の講演を聞きましたが、その時は、「歯科と栄養の関係性」

   と言った基礎的な話だったのですが、今回はそこから一段上がって、「介護現場では、食事が摂れる

   ように治療する」のも大事だが、ある時点からは、「噛まなくてもいいような食事形態の提案」や

   「低栄養にならない為の選択肢を持つ事の大切さ」を学びました。これまで「歯を残す事は大事だ」と

   歯科界は8020運動をしてきた結果、だいぶ歯が残ってる人が増えてきました。ただ、介護の現場に

   入れば、色んな問題で、残ってた歯が虫歯になったり、歯周病になって、感染(肺炎)のリスクが上がる、

   というジレンマに遭遇する事も少なくありません。そんな現状を見て来られた菊谷先生は、「悪い歯は

   出来るうちに抜きましょう」そして、「ある時期が来たら、嚙まなくてもいいような食事形態を提案し、

   必要なら、胃ろう等の選択肢もあり得る」と言われました。これは、歯科医師にとっては、ある意味、

   敗北宣言みたいな所はありますが、これからの時代、この視点はとても重要だと感じました。 

    「最後まで口から食べれる」お手伝いをしていきたい私にとって、とても有意義な講演会でした。 

 

 

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